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幕別の空き施設再生事例を紹介 協力隊の岡田さんがマガジン発行

マガジンの編集を手掛ける岡田さん(右)と町商工観光課の黒田悠矢主査

 【幕別】幕別町地域おこし協力隊の岡田大介さんは、町内の空き施設の再生事例を掲載する冊子「幕練~空き家マガジン~」を月1回発行している。再生した店舗とそこで生き生きと働く人の姿を、写真と共に紹介している。空き家問題への関心を強めてもらい、再生した店舗に足を運んでもらうのが狙いだ。(大健太郎)

 岡田さんは町商工観光課に所属し、空き施設再生などまちなかのにぎわい創出に携わる。

 マガジンは、空き施設の利活用を考えるヒントにしてもらおうと企画した。1人で取材から編集までを手掛ける。

 主に町の空き店舗等対策事業補助金を活用して開業した店や店主を紹介。店舗概要、店主の横顔、業務内容、幕別を選んだ理由、開業に至った経緯などを掲載している。

 これまでに、木工細工などのアトリエギャラリー「ATCOW&M」、カフェ「山眠る 菓子とガレット」、写真館「EN フォトスタジオ&アートギャラリーカフェ」、菓子店「まる」の4軒を紹介した。

 冊子の中で、まるを経営する小室ゆかりさんは「お客さん同士が数年ぶりに再会するなど、地域のコミュニティーを担っている」と、店の役割を説明。写真館を運営するフォトグラファーの清田千裕さんは「幕別にたくさんの縁を運んでくれる店になっている」などと述べている。

 岡田さんはマガジンを通じ「空き家の活用や(再生した)店舗を訪れるきっかけづくりになれば」と話している。冊子は空き施設サポートセンター「幕練」(町錦町52)に置いている。

 町は2024年度に同補助金を100万円から300万円に拡充。本町、札内、忠類地域を補助金活用の指定区域に設定している。問い合わせは町商工観光課(0155・54・6606)へ。

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