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十勝が丘ワイナリーでワイン初仕込み 音更

収穫したワイン醸造用ブドウ「山幸」を除梗破砕機に投入する(右から)中村オーナーと醸造責任者の中林さん

 【音更】音更町十勝川温泉地区に4月に開業した「十勝が丘ワイナリー」(中村利雄オーナー)は5日、開業以来初めてとなるワインの仕込み作業を開始した。2025年産のワイン醸造用ブドウ「山幸」「清舞」の収穫、仕込み作業は19日まで行われる予定。

 同ワイナリーでは、隣接するブドウ畑(1・55ヘクタール)で山幸と清舞を有機栽培しており、4日から25年産の山幸の収穫を始めた。清舞は16~19日に収穫予定。25年産は山幸が6トン、清舞は2トンの収量を見込む。

 24年産までは十勝管内の別のワイナリーに委託醸造していたが、ワイナリーの施設整備が完了したため、25年産から自前のワイナリーで醸造ができるようになった。

 5日午後4時半ごろから初仕込み作業を開始。4、5の両日で収穫した約600キロの山幸を、中村オーナー(76)と醸造責任者の中林司さん(73)らが除梗(じょこう)破砕機に投入した。搾りたての果汁を口にした中村オーナーは「甘さと程よい酸味のバランスが絶妙。多くの人たちに愛されるワインになってほしい」と期待を膨らませた。

 搾った果汁はステンレスタンクで発酵後、圧搾して再びステンレスタンクで半年ほど熟成し、その後はオーク樽(たる)で半年から1年ほど熟成する。初仕込み作業を指揮した中林さんは「ようやく初仕込みまでたどり着いたので感慨深い」と相好を崩した。

 同ワイナリーによると、来年秋にも赤ワイン「オトプケ浪漫2025」(750ミリリットル)として、山幸3600本、清舞1700本を製造する予定。このほか、早ければ年内に山幸ペティアン(微発泡ワイン)約1000本、来春に山幸ロゼ数百本(いずれも750ミリリットル)程度を販売する予定。(内形勝也)

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