オンライン予約強化開始 マイナンバー原則事前予約制に 帯広市
帯広市は1日から、住民異動手続きやマイナンバーカード取得などの窓口手続きについて、利用者が来庁日時をオンラインで事前予約できる新サービスを始めた。当日は指定時間で優先的に手続きできる。特にマイナンバーカード関連は実質事前予約制となり、市では周知を強化していく。
今回の対象となるのは、パスポート(申請、受け取り)と住民異動(転入・転出など)、戸籍届(出生、死亡など)、マイナンバーカード関連(申請、受け取り、電子証明書、暗証番号、券面変更など)。
市では手続きのオンライン化を進めており、昨年8月には住民票など5種類でオンライン申請を開始、マイナンバーカードを活用し、スマートフォンでも申請できるようになった。
事前予約のオンライン化は、マイナンバー関連は昨年12月までにできたが、その他の手続きは今回から。事前予約の時間帯は手続きによって多少違いがあるが、15分刻みで予約できる。
注意が必要なのはマイナンバー関連。今回から来庁対応は完全事前予約制となる。それ以外は直接来場しても手続きが可能だが、事前予約者が指定時間に優先的に対応してもらえる。
初日、前日までにオンライン事前予約があったのは84件ですべてマイナンバー関連。マイナンバーの窓口来庁全体の約4割で、残りは来庁して改めて予約してもらった。事前予約してマイナンバーカードを受け取りにきた市内の女子高校生(16)は「待たずにできた」と笑顔だった。
戸籍住民課は「2日目は前日予約が103人と増えた。繁忙時は90分待ちの手続きもあり、待ち時間短縮につなげたい。窓口でもオンライン予約をPRしていく」とした。(佐藤いづみ)