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世界制したともえ投げに歓声 角田夏実選手が教室や講演 池田、浦幌、新得で

大勢の子どもたちが注目する中、ともえ投げの入り方を説明する角田夏実選手(中央。27日、サホロアリーナで)

 【新得】パリ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実選手(SBC湘南美容クリニック)による競技教室が27日、新得町で行われた。子どもたちは世界を制したともえ投げに間近で触れ、超一流の柔道に刺激を受けた。

 教室はサホロアリーナで開かれ、十勝カップ秋季柔道大会(28日、同会場)に出場する全道各地からの子どもたち約380人が参加した。同大会実行委員会が主催した。

 角田選手の代名詞でもあるともえ投げが本人の解説で実演されると、大きな歓声と拍手が起こった。広尾町少年団の尾矢航志郎さん(広尾小5年)は、角田選手に選ばれ、ともえ投げを披露し、「『安定感があるね』と言われてうれしかった。角田選手は本当にうまくて感動した」と笑顔だった。

 質問コーナーでも、ともえ投げの話題が相次いだ。ともえ投げや関節技で、世界での勝利をいつから目指したかを尋ねた鹿追少年団の中尾嘉月さん(鹿追中3年)は、「大学からでも頑張れば自分の技で、世界で優勝できる。残り少ない中学生での大会に生かしたい」と感化されていた。

 これほど大勢による教室は角田選手にとっても初だといい、「子どもたちが興味を持ってくれて楽しくできた」と充実した様子だった。今回、十勝と札幌を行き来する過密日程だった角田選手は、「(友人で元スピードスケート選手の)高木菜那ちゃんにインデアンカレーを食べておいでと言われたが間に合わなかった。次回は菜那ちゃんと食べたい」と名残惜しそうだった。

 角田選手による教室や講演会は、24日に池田町や浦幌町でも行われた。(新井拓海)

関連写真

  • ともえ投げを指導する子どもを選ぶ角田夏実選手(左手前。27日、サホロアリーナで)

    ともえ投げを指導する子どもを選ぶ角田夏実選手(左手前。27日、サホロアリーナで)

  • 子どもたちにともえ投げを指導する角田夏実選手(手前中央。27日、サホロアリーナで)

    子どもたちにともえ投げを指導する角田夏実選手(手前中央。27日、サホロアリーナで)

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