迫力のウオータースプラッシュ 足寄、陸別で競技始まる ラリー北海道
【陸別】総走行距離約630キロに及ぶ十勝が舞台の自動車競技「ラリー北海道」は6日午前、足寄町の最初のタイム計測区間、スペシャルステージ(SS)で競技が始まった。90台のラリーカーが大きなエンジン音を響かせ、十勝の林道を疾走した。最終日の7日は池田町や音更町のSSで競技を実施する。(小野寺俊之介)
足寄と陸別のオフロードサーキットと林道のコースを計8回、7日は池田と音更の特設コースを2回ずつ走行し、2日間の合計タイムを競う。
競技初日となる6日は、足寄町内の「パウセカムイショート」(9・47キロ)と陸別町内の「リクベツロング」(4・63キロ)、「ヤムワッカリバース」(23・53キロ)の各SSを回ってタイムを競った。
ラリーカーが水しぶきを上げ、ダイナミックな走りが楽しめるリクベツロングの観戦エリア「ウオータースプラッシュポイント」には、競技開始に合わせてファンが詰めかけた。父親と訪れた音更町の柴田歩さん(13)は「十勝でモータースポーツが見られるのはうれしい。ラリーカーのスピードとドリフトが迫力満点だった」と話していた。