池田にポップコーン専門店 篠原さんが自宅を改装
【池田】池田町利別の住宅街にポップコーン店「Shino Pop」(利別西町19ノ4)がオープンした。代表の篠原佳奈恵さん(42)が自宅を改装し、テークアウト専門で営業している。篠原さんは「自分が好きな物を販売して、お客さんに『おいしい』と言ってもらえるのがうれしい」と笑顔で話す。(澤村真理子)
10代の頃から東京ディズニーランドのポップコーンが大好きだったという篠原さん。自宅でもその味を再現しようと、たくさんのコーンを食べ比べ、さまざまな道具や調味料を試してきた。
6年前、長男栞太さん(池田小4年)の幼稚園のイベントでポップコーンを提供し好評だった。その後も、周囲にお礼などの際に手作りポップコーンを配っていたところ、「販売してほしい」との声が多く寄せられるように。昨年から十勝池田郵便局などに置いて委託販売してきた。
大型注文にも対応できるよう海外大手メーカーのマシンを購入したのを機に、自宅でも販売できるよう準備を進めてきた。子ども部屋としていた一室を利用。窓の一つを上げ下げ式にし、そこから商品を手渡せるようにした。専用の換気扇やインターホンなども整備。商品を受け取る際にお客が乗る踏み台は、町高島で鉄工所を営む義父が作ってくれた。
味はキャラメルやショコラソルト、メープル、めんたいこ、梅かつおなど9種類。ココナツオイルを使用することで、油の酸化によるえぐみを抑えている。
幼稚園の頃は、口の中に殻が残るのが嫌であまり食べなかったという栞太さんも、篠原さんが研究したコーンの選定や保管方法によって、おいしく食べられるように。次男楓太ちゃん(6)、三男瑛太ちゃん(3)もそれぞれお気に入りの味がある。
カップ入りは一律400円。ジッパー付き袋は味や量によって価格が異なる(250円から)。プレゼント用などにオリジナルのラベルオーダーにも対応している(有料)。営業日は不規則。インスタグラムか店舗前ののぼりで確認できる。営業時間は正午~午後3時(夜間営業の場合もあり)。町内のcafe TERUIでも販売している。
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