エゾモモンガの赤ちゃん14年ぶりに誕生 3きょうだい おびひろ動物園
おびひろ動物園(渡邊誠克園長)でエゾモモンガの赤ちゃん3匹が誕生し、すくすく成長している。同園でのエゾモモンガの繁殖は2011年以来14年ぶり。担当する飼育展示係の佐藤実希子さん(34)は「小さな姿を観察できる期間は短い」と来園を呼び掛けている。
同園によると、5月21日に鳴き声が聞こえ、巣箱の中にいる赤ちゃんを確認した。昨年、十勝管内で保護して飼育する3匹の母「しゅう」(推定1歳未満)が巣箱にこもるようになり、子どもの誕生の可能性も含めて見守っていた。3匹は今月15日に巣立ちし、木の上を駆け回り飛び移ったり、木の皮をかじったりして元気に過ごしている。
現在体長は成獣の3分の2ほど。佐藤さんは「体が小さく、かわいらしさは倍増している」と話し、「びっくりしたら木から落下することもある。静かに見守って」と話す。
性別は分かっておらず、今後調べる。同園のエゾモモンガは8匹になった。(北村里沙)