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生徒が授業で革細工挑戦 9月に講師の工房で展示 幕別清陵高校

切れ端を利用し、小物や縫いぐるみなどの革細工制作に挑戦している生徒たち。後列右は吉田さん

 【幕別】幕別清陵高校(小島政裕校長、生徒275人)の生徒が探究授業で、革細工制作で生じる革の切れ端を活用した革細工を制作している。指導に当たった吉田亜美さんが代表を務める革細工工房「amina+(プラス)」(町本町69)で、9月16~18の3日間、展示会が開かれる。小物や縫いぐるみなど、工夫あふれる生徒の作品を見ることができる。(吉原慧)

 昨年10月、当時の1年生を対象にスタートした探究授業「地域連携マイプロジェクト」の一環。町内の事業者などと連携しながら、十勝の食材を生かしたビジネス体験、まちなかの活性化、農業、建設、福祉など、さまざまなテーマで月に1、2回、12の授業が展開されている。

 このうち吉田さんは「Hasicoデザインプロジェクト」として、「端っこ(切れ端)」による製品作りの体験授業を実施している。7月に行われた授業では、参加する生徒7人が型紙を折ったり、組み立てたりして作品のイメージを膨らませた。型紙が決まった後は、色合いなどを見ながら使う革を選び、型紙通りに切り出した。革を縫い合わせる時は、1本の糸を2本の針で表裏から縫合する革細工特有の縫い方で強度を出した。

来月16~28日 作品の展示会
 革細工は9月16日からの展示会に向け、授業を通じ仕上げる。ウサギの縫いぐるみを制作する2年の齊藤玲菜さん(16)は、8枚の革を組み合わせることで、胴体の立体感を生み出した。「型紙で調整を繰り返して作った。革の端を無駄なく使うことを意識したい」と話した。

 他の生徒は、小銭入れやキーホルダーなどを制作する。展示会の時間は3日間とも午前11時~午後4時。18日午後2時ごろには、1時間程度、制作した生徒も工房に立つ。

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幕別清陵高で「空間型VR」使った体験授業 教育機関では全国初

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