「ぬいぐるみさん、今までありがとう」 音更神社でお人形感謝祭 1万体を供養
【音更】ひな祭りに合わせて音更神社(佐々木敬宮司)で3日、古くなった人形などを供養する「お人形感謝祭」が執り行われた。
同神社は十勝管内で唯一、桃の節句に合わせて人形を供養しており、今年で32回目を数える。
この日は参列者約50人が、ひな人形や五月人形、フランス人形、縫いぐるみなど1万体以上を同神社参集殿に持ち込んだ。並べられた人形などを前に、祝詞奏上や玉串奉てんなど神事を執り行った。佐々木宮司は「今年は昨年よりもたくさんの人出があった。責任をもって供養させていただく」と話した。
町内の農業小玉ゆかりさん(41)は「親子2代にわたって40年ほど大事にしてきたひな人形を、娘が二十歳になったので供養することにした」と話していた。(内形勝也)