ローマ教皇とダライ・ラマ法王に小豆と大豆を献上 清水
【清水】清水町の辻康裕町長とJA十勝清水町の今野典幸組合長は10月30日、東京都内のローマ教皇庁大使館とダライ・ラマ法王日本・東アジア代表部事務所を訪れ、清水産の小豆と大豆を献上した。清水町で生産された食材の良さを、広く周知するのが目的。辻町長は「2人の大使にとても喜んでもらえた。交流や魅力発信のきっかけにしたい」と話している。
著名人への町産食材の献上は、辻町長の公約の一環。友好の証しとして産品を贈り、町内外に清水産食材の魅力を発信する。農産品のブランド価値を高め、ふるさと納税の寄付増につなげる狙いもある。
ローマ教皇とダライ・ラマ法王への献上は第1弾の取り組み。ローマ教皇は就任祝い、ダライ・ラマ法王に対しては90歳の誕生祝いとして、紅白の小豆と大豆を中学生の寄せ書きを添えて贈った。
ローマ教皇庁大使館のフランシスコ・エスカランテ・モリーナ大使は献上品を受け取り、「来年5月に清水町を訪問し、町民と交流してバチカンのことを伝えたい」と希望した。
ダライ・ラマ法王日本・東アジア代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表は8月に清水町を訪れ、小豆や大豆の畑や牧場などを視察、町民と交流していた。「法王に届けたい」と献上品を受け取った。
辻町長は「献上をきっかけに人的交流や、清水町が誇る食材の交流を広げたい」と話している。
町は12日にルーマニア大使館を訪れ、吸血鬼「ドラキュラ」のモデルとなったドラキュラ伯爵の故郷・ルーマニアの大使に、清水産のニンニクを友好の証しとして献上した。(吉原慧)











