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髙堂建設株式会社 代表取締役社長 髙堂匠美氏~2025トップインタビュー

健康経営で未来を築く
農業基盤と防災 地域と社員のため

 創業以来、十勝・帯広を拠点に農業基盤整備を中心とした土木工事を手掛けてきました。南十勝支店では、国道236号、336号を含む全長265キロの道路維持や除雪、防災対応などを担い、地域の暮らしと経済を支え、人命を守る重要な役割を果たしています。特に農業基盤整備では、ダムから畑にパイプラインで水を引き、効率的に給水を行うシステムを構築。日本の食料自給率向上を目指し、十勝の農業生産を支えることを使命としています。

 昨年は建設資材の高騰や労働時間規制といった「2024年問題」に直面しましたが、当社では5年前から段階的に時間外労働の削減を進めてきたことで、従業員のプライベート充実と業務効率化を両立。また、行政と連携し、災害時や除雪作業も体制を整えたことで大きな影響はありませんでした。

 社員の健康維持と働きやすい環境づくりでは、スポーツジム利用料全額補助や禁煙支援制度などを通じ、喫煙率は60%から4%に改善、2年連続で「健康経営優良法人」に認定されました。社員の健康は会社の成長と地域社会への貢献につながります。

働きやすさ支援と健康支援制度を拡充
 福利厚生強化は採用や人材定着にも成果を挙げています。例えば、普通科卒業生を対象に土木専門学校学費の全額負担や奨学金返済の全額支援、全社員を対象に資格取得費用の全額支援などの制度を導入。健康手当や非喫煙者の退職金拡充など、安心してキャリアを築ける仕組みを整えています。また、若年層支援として住宅新築手当制度を実施。2023年度の3人に続き2024年には5人が新居を構えました。今後も「持続可能な社会の形成」を柱に、昨年認定の女性活躍推進法に基づく「えるぼし」(社員女性割合22%)を拡大。今年はさらに、より多くの人が働きやすい環境を目指します。最後に、当社所属のスピードスケート村上右磨選手(北京五輪8位入賞)への支援は、会社知名度を高めるだけでなく、応援を通して社員の連帯感向上にも寄与。来年開催のミラノ五輪が楽しみです。

髙堂建設株式会社 代表取締役社長 髙堂匠美氏~2025トップインタビュー



<髙堂建設株式会社>
本社 帯広市東1条南16丁目15番地
TEL 0155-23-1578
南十勝支店 広尾郡広尾町野塚772番地2
TEL 01558-2-2757
https://www.takadou.com/

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