タニワキ50周年 「タニワキなら」の存在へ~先読み新年号
谷脇正人(たにわき・まさと)社長(58)
1975年に設立されたタニワキは、今年5月に創業50周年を迎えます。異形棒鋼(いけいぼうこう・鉄筋)や生コンクリートを中心に、建築・土木・農業施設用資材を幅広く扱い、地域のインフラ整備に大きく貢献。2代目の谷脇正人社長(58)は「自分たちの住むまちをより良くしたいという思いを原動力に、社員一同が努力を重ねてきた結果、『タニワキなら』と信頼を寄せられる存在になりつつあります」と胸を張ります。
創業者で現会長の父・清則氏(86)は、74年に10年間勤めた商社を退職し、前身の谷脇鋼材を創業。設立にあたって「お世話になった恩人やお客様の支えによって事業をスタートさせることが出来た。皆さんがいなければ、今のタニワキはなかった」と感謝を語ります。
当時大学生だった谷脇社長は、父の思いを受け継ぐために大手旅行代理店への内定を辞退し、6年間の修業を経て入社。2004年に社長に就任して以来、「父から教わった『人を大事にしなさい』という言葉を胸に、地域の活性化と人々の暮らしを豊かにすることに努めてきました」。離職率ゼロを誇る組織風土を築き上げ、「タニワキさんと仕事ができて良かった」と言われることを誇りに感じています。
近年は建築資材の高騰や新築需要の減少を背景に、硬質ウレタンを用いた床下補修工事など新たな事業にも挑戦。「困りごとに直接応えることで、地域に新たな価値を届けられる」と谷脇社長。地域のために成長する企業であり続けています。
タニワキ50周年 「タニワキなら」の存在へ~先読み新年号
■沿革■
1975年 現会長の谷脇清則氏が谷脇鋼材を創業
85年 社名を現商号「株式会社タニワキ」に変更
93年 新社屋を建設して資材センターを統合し、新流通団地に移転
2004年 谷脇正人氏が代表取締役社長に就任
17年 農業用の施設製作のための鋼材加工場を新設
■概要■
本社 帯広市西19南1ノ4ノ12
資本金 1500万円
従業員 11人(男性9人 女性2人)
年商 25億7400万円(24年9月期)