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アラヤ総合設計50周年 測る技術で地域の未来を創る~先読み新年号

坂井健(さかい・たけし)社長(54)
 1975年に現会長の新谷代氏が創業しました。十勝を中心に道路や橋梁(きょうりょう)、農村整備事業など幅広い土木インフラの測量・設計を手掛け、50年にわたり地域の暮らしを支え続けてきました。

 「33年前、測量士を目指してアルバイトとして入社しました」。2016年に現職に就任した坂井健社長の入社当時、社員は10人ほど。測量業務が中心の小規模な会社でしたが、森林土木や農業土木、開発土木へと事業を拡大。測量業務に設計が加わり、現在は社員23人のうち18人が技術者という高い技術力を誇る企業に成長しました。

 同社の技術力は、治山・林道、道路、橋梁、農村整備など多岐にわたる土木事業の測量・設計で培われました。1センチの狂いも許されない精密な仕事を通じ、発注者や地域住民から厚い信頼を得ています。

 十勝では、16年の台風10号による記録的豪雨で堤防が決壊、18年の胆振東部地震では交通インフラが寸断されました。これらの災害時、同社は地元測量協会と連携し、迅速に復旧作業を進めました。坂井社長は「災害救助の次に現場へ向かうのが測量会社です。迅速な対応で生活基盤の早期復旧に貢献しました」と振り返ります。

 「この50年は経験を積み、技術を高める道のりでした。これまで支えてくれた社員や地域の皆さま、多くのステークホルダーに感謝します」と坂井社長。地域の未来を見据え、確かな技術で新たな可能性を切り開きながら次の半世紀を進んでいきます。


アラヤ総合設計50周年 測る技術で地域の未来を創る~先読み新年号


今年で50周年を迎えるアラヤ総合設計株式会社の社屋

■沿革■
1975年 アラヤコンサルタント設立
  79年 有限会社あらや測量設計社に組織変更
  92年 アラヤ総合設計株式会社に組織変更
  95年 社屋移転
2016年 坂井健氏が代表取締役社長に就任

■概要■
本社 帯広市西12南12ノ2ノ2
資本金 1100万円
従業員 23人(うち技術者18人)
年商 非公表

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