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パークプランニング30周年 自然と調和 安心安全届ける~先読み新年号

来海真起(くるみ・まさき)社長(65)
 同社創業時、公園の遊具やベンチを製作する企業はわずか。また、製作にあたって公園全体のバランスを考える「プロデューサー役」が不在でした。来海真起社長(65)は「景観創造において最も重要なのは自然環境との調和」と強調します。

 来海社長は異業種交流会参加を足がかりに、企業連携を模索。木工所や鉄工所、石材店などに声掛けし、ベンチや遊具の設計、製作、販売を行うことになりました。ひとつのモノを作る上で、図面上の単位、仕事の進め方などを共通化、意思統一に汗を流したといいます。

 遊具やベンチは、木、鉄、石などが組み合わさり完成する「技術の結晶」。「地域に公園を作れる会社があることが、地域の財産になるはず」。来海社長は産業の地産地消に強い思いを持っています。

 少子高齢化が進み、公園も「つくる」時代から「保守・管理する」時代へ変化。同社には十勝で唯一、一般社団法人日本公園施設業協会認定の公園施設製品安全管理士が在籍、同協会の認定も受けています。遊具の劣化を点検し、ボルト一本の緩みやさびなどがあった場合は行政に報告を徹底。公園の定期点検の重要性を唱えてきました。

 建設業に参入し、住宅の外構工事やカーポートの販売なども手掛ける同社。いずれも公園づくりで培ったノウハウを生かし、美しく安心して使えるモノ作りを目指しています。企画から開発・設計、製造・施工・検査・維持管理までを一気通貫で担い、お客様、ひいては地域のために仕事を続けています。


パークプランニング30周年 自然と調和 安心安全届ける~先読み新年号


2004年に移転した本社。来海社長は「子どもたちが楽しく、安全に遊べる公園づくりに取り組む」と決意を新たにしています

■沿革■
1995年 幕別町札内青葉町300で創業
  00年 建設業に参入
  03年 一般社団法人日本公園施設業協会に十勝で唯一加入
  04年 現在地の幕別町札内みずほ町143に本社移転
  08年 一般社団法人日本公園施設業協会SP/SPL認定企業に
  16年 ナウマン公園(幕別町忠類)の遊具施工
  19年 里見が丘公園(足寄町)の遊具施工

■概要■
本社 幕別町札内みずほ町143
資本金 1000万円
従業員 10人
年商 2億800万円(2023年)

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