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とかち子育て支援センター、福原が“未完成の弁当キット”を商品化へ 自宅で親子が楽しめる食育教材

4月下旬の発売を目指し、企画会議や準備などを急ピッチで進めている。(前列左から)福原社長、長岡代表、福原商品部の福島英樹さん、(後列左から)山崎さん、上野さん、栂安信子さん、栂安さんのもとで食育を学ぶ会社員の坂本優子さん

 帯広市内の一般社団法人とかち子育て支援センター(長岡行子代表理事)とスーパーを展開する福原(福原郁治社長)は、親子で料理を楽しめる“未完成のお弁当キット”の販売に乗り出す。管内の料理研究家栂安(つがやす)信子さんの監修でレシピをまとめ、4月中にも第1弾を発売する。新型コロナウイルスの感染対策で親子が自宅で過ごす機会が多くなる中、子どもが「自分で料理を作って食べる力」を伸ばす食育教材を商品化する。

 新型コロナウイルスの影響で道内の小・中・高校が2月末に休校となって以降、長岡代表、福原社長、イーク(帯広)の上野美幸社長、医療法人社団秀和会(帯広)の栂安秀樹理事長らで企画を練っていた。

 政府が16日に緊急事態宣言を全国に拡大し、十勝でも20日から小中高は再び休校となり、親子が外出自粛などの我慢を強いられる状況が続いている。

 「十勝から子育て世代向けに発信する支援策に」(長岡代表)と、商品名は「キッズトライ ランチBOXキット」とする考え。幼児~小学生向けに入門編、中級編、上級編などの展開を計画している。第1弾は火を使わずに調理できる「サンドイッチボックス」とする方向で準備している。

 調理しやすく、おいしいレシピをまとめる一方、十勝食材をふんだんに活用して管内の生産者なども側面支援する。サンドイッチボックスには、満寿屋商店(帯広、杉山雅則社長)が十勝小麦を100%使用したパンを採用する。

 今後は、道内各地のフクハラで店頭販売する一方、中長期的に首都圏の飲食店と提携したり、商品のアイデアを提供したりする形で全国展開も視野に入れている。NPO法人h&hs(エイチアンドエイチス、東京)の代表理事で、産業カウンセラーなどを手掛ける山崎ひとみさんの助言を得ながら行政の助成を受けられるビジネスモデルを構築する考え。

 これに合わせ「事業化や販売促進で管内の幅広い企業・団体と連携したい。ぜひ参加や協力を」(長岡代表)と幅広い参画を呼び掛けている。

 3月末には、長岡代表、福原社長、栂安さんらが帯広市内のつがやす歯科医院新館プレンテに集まり、プロジェクトの企画会議などを実施した。現在は4月下旬の販売開始を目指して準備を進めている。(奥野秀康)

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