移住希望者や民泊旅行者サポート・新得町屈足で不動産の合同会社
【新得】町屈足の司法事務所内を経営する安田順一さん(41)=司法書士=が、事務所内に不動産事業を手掛ける「合同会社まっしろ計画」を開設した。貸住宅の仲介に加え、民泊サービスに対応するのが目的。「町村部では賃貸住宅物件を探すのは難しい。民泊旅行者や移住希望をサポートしたい」と張り切っている。
安田さんは2012年9月、長野県から、妻の美弥子さん(38)と一緒に、「司法過疎地」の屈足に移住。司法書士の業務と連動し貸住宅や空き家情報の問い合わせを受けることが多く、移住希望者にはボランティアで貸家を紹介していた。
13年には宅地建物取引士の国家資格を取得していたことから、今年11月下旬、美弥子さんを代表として不動産会社を立ち上げた。
住宅宿泊事業法の施行(来年6月)に伴い、住宅地でも民泊サービスが可能になることから、新会社は空き部屋を宿泊施設として貸し出す仲介ビジネスにも参入する予定。外国人を含む旅行者と、空き部屋を貸したい人とをネット上でマッチングさせるウェブサービスを活用し、情報発信する考えだ。
安田さんは「素地が『真っ白』だから、いろんな事業に挑戦したい。地域活性化に貢献し、将来は、さまざまな色で彩りたい」と、社名の由来も含めて話している。問い合わせは同社(0156・67・7234)へ。(佐々木健通信員)