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タイヤ交換大忙し 台風・降雪備え進む準備

雪に備えタイヤ交換の依頼が殺到し、作業に追われるタイヤ専門店(21日午後、帯広市内の高橋商事で。塩原真撮影)

 非常に強い台風21号が北海道に近づいている影響で、21日から22日にかけて、十勝管内では降雪を心配して自動車のタイヤ交換が急増するなど、慌ただしく冬支度が進んでいる。帯広測候所によると、23日は標高の高い山沿いで最大30センチ、帯広市内でも同5センチの降雪を予想している。

 十勝地方は23日の昼前から夜のはじめにかけて、台風の影響を最も受ける見込み。同日の降水量は多い所で100ミリ、最大風速は海上で25メートルを予想している。

 突然の雪予報に、冬タイヤへ交換しようと多くの人がタイヤ専門店や自動車ディーラーなどに駆け込んだ。帯広市内のタイヤ館西帯広店では、21日から依頼が急増。本格的な冬を前にしたこの時期は2~3時間待ちでも珍しいというが、「真夜中まで作業を続けても追いつかない状況。こんなことは、いまだかつてなかった」と悲鳴を上げる。市内の高橋商事も「すごく忙しい」と対応に追われ、22日午前は予約が殺到して電話が通じない専門店もあった。

 風が強まることが予想され、秋サケの定置網漁が行われている十勝沿岸でも台風接近への備えが進む。大樹、広尾の両漁協とも22日までに、それぞれ5カ統、7カ統ある全ての網を引き上げた。

 また、衆院選投票日となった22日も悪天候が予想された影響からか、21日の帯広市内の期日前投票所はにぎわった。帯広市選挙管理委員会によると、21日にイトーヨーカドー帯広店に設置した期日前投票所に訪れた人は2239人で、8日間開設した同所の1日平均(約1233人)を大きく上回った。市選管は「もともと投票日前日に期日前投票する人は多い」とし、天候の影響があったかは分からないという。(石川友史、眞尾敦、池谷智仁)

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