十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

十勝小麦 こだわり体感 農家と交流 道外パン職人ツアー

成形前のパンの感触を確かめる参加者ら

 道外のパン職人が十勝の小麦農家らと交流を深める「十勝小麦を学ぶツアー」が5~7日の3日間、行われた。管内の農場や製粉工場などを視察した他、今年は小麦の知識を深める学術的な要素も盛り込んだ。

 全国のパン屋がその年の新麦を使ったパンを一斉販売する「とかち小麦ヌーヴォー」の解禁日(9月23日)を前に、参加店に十勝の小麦畑のスケールや生産者のこだわりを知ってもらう狙い。農家やパン店、農産物卸売のアグリシステム(芽室)でつくる実行委員会(委員長・伊藤英拓アグリシステム専務)が主催し、今年で4年目となる。

 ツアーには関東や関西、四国からパン職人8人が参加し、初日は芽室町の島部農場を視察。2日目は十勝川温泉第一ホテルのベーカリーで、担当者から小麦の風味を引き出すコツとして「よくこねる、よく水和(小麦粉のタンパク質と水とがしっかり結び付くこと)させる、じっくり発酵させることが大事」などと説明を受けた。引き続き、アグリシステムの伊藤英信社長による講演に耳を傾けた。

 職人と一緒に、本別町の生産者2人も初めて参加。このうち土蔵農場の土蔵ゆかりさん(49)は「生育順調で、前年の倍近い収穫を期待できる。職人の皆さんも畑を間近で見て楽しんでいた」と話していた。(小縣大輝)

関連写真

  • 成形前のパンの感触を確かめる参加者ら

    成形前のパンの感触を確かめる参加者ら

更新情報

エスコンで幕別発信へ 10~12日にPRブース

紙面イメージ

紙面イメージ

5.2(木)の紙面

ダウンロード一括(48MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年5月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME