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「とんチャパ」全国1位  帯南商高クッキング部

司会を務めたFUJIWARAの2人と共に、受賞を喜ぶ前田さん、田原さん、太田さん(左2人目から)

 【東京】高校生が地元の食材を使った料理の腕を競う「第4回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(農林水産省、全国食の甲子園協会主催)の決勝大会が16日、都内で開かれ、帯広南商業高クッキング部の「とんチャパ」が道内勢初の優勝に輝いた。特典としてコンビニエンスストア大手のファミリーマートが商品化し、来年2月以降に全国で販売される。

 今年は全国138の高校から計335チームの参加があり、決勝大会には書類審査や地区大会を通過した8チームが挑んだ。帯広南商業からは、いずれも3年の田原美優さん、前田実祐さん、太田有香さんの3人が挑んだ。

 十勝産の豚肉とキャベツをチャパティ(薄いパン生地)で包んだ「とんチャパ」は、豚丼を手軽に食べてもらおうと3人が考案・開発した。8月のエリア大会以降、生地に川西産の長芋を入れたり、ビーツでピンク色にするなど改良。本番では上部に豚丼用の薄切り肉、真ん中にキュウリとチーズソース、下部に豆板醤で味付けしたそぼろを入れ、食べ進めると味が変わる面白さが評価を得た。プレゼンでは全員がピンクのレインコートと豚の鼻と耳を付け、自作の帯広の豚丼マップも好評だった。

 審査員の1人で、人気漫画「食戟(しょくげき)のソーマ」原作者の附田祐斗さんは「生地は外はパリっとしているのに中はもちもちで、好みの味付け」と絶賛。顧問の松原明香教諭は「進路活動で忙しい中、頑張った。地元の良さもアピールでき、3人の願いがかなった」と喜んだ。

 同校には農林水産大臣賞が授与され、特典として海外研修旅行などが進呈された。「とんチャパ」は、11月7、8日に東京で行われる「JAPAN HARVEST2015」でも、出場した3人が数量限定で販売する。(松田亜弓)

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