大樹の宇宙産業化を後押し 高橋知事
大樹町が目指す宇宙産業開発の拠点づくりについて、高橋はるみ道知事は9日、帯広市内で十勝毎日新聞社の取材に対し、「道が補助した『SORA(そら)』(町宇宙交流センター)を拡充する形で考え方を整理したい」と述べ、地元を後押しする考えを示した。
国際農業機械展の開会式出席のため来勝した高橋知事は、市内のホテルで中川郁子衆院議員と会談し、大樹や自民党の取り組みについて説明を受けた。航空宇宙関連の資料や機材を展示するSORAに、道は建設費の一部を補助しており、高橋知事は「日本全体で宇宙産業を高める流れの中で、大樹・十勝だけでなく道も頑張ってほしいと要請を受けた。道がどう関わり、国に提案できるかどうか早急に考え方を整理したい」と語った。
中川氏は「知事は経産省出身で、宇宙開発には関心を持っていただいている」と手応えを話し、「道としても射場誘致など宇宙開発拠点整備に取り組んでもらえれば」と期待した。
(安田義教)