山本一太宇宙政策担当大臣、大樹を初視察へ
【大樹】山本一太宇宙政策担当大臣が12日、来町する。大樹町内にある宇宙ベンチャー企業の工場や町多目的航空公園などを視察する予定。宇宙関連の施策を進める大臣が「宇宙のまち・大樹」を訪れるのは初めて。
大企業が取り組みづらい創造性豊かな事業を展開する中小の「ベンチャー企業」が海外では宇宙利用の拡大をけん引する存在として注目されていることから、国内で宇宙に関わる同企業の現状を視察する。
民間ロケット開発を進める堀江貴文氏らが設立したロケット開発会社「インターステラテクノロジズ」(町芽武、牧野一憲代表)の工場に足を運ぶ。有人宇宙ロケットの自社製造を目指している同社事業の説明を受ける。堀江氏とも帯広市内で面会する予定。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大型格納庫(高さ35メートル)がある町多目的航空公園も訪れる見通し。伏見悦夫町長らと懇親会を開く方向で調整している。
大樹町が進める宇宙の取り組みをめぐっては、宇宙利用の拡大を掲げる「宇宙基本計画」(2013~17年度)に射場の効率的な整備が盛り込まれており、新射場の候補地は自民党宇宙・海洋開発特別委員会の宇宙総合戦略小委員会で、大樹町を含めて検討されている。(関根弘貴)