代表に長島ら十勝関係７選手 ソチ五輪スケート
ソチ五輪のスピードスケート代表に選ばれた選手たち。下段左から菊池彩花、高木菜那、藤村祥子、田畑真紀、中段左から押切美沙紀、住吉都、小平奈緒、辻麻希、穂積雅子、石澤志穂、上段左からウイリアムソン師円、山中大地、上條有司、長島圭一郎、加藤条治、及川佑、近藤太郎
【長野】日本スケート連盟は２９日、来年２月７日に開幕するソチ五輪（ロシア）に出場するスピードスケート日本代表の男女１７選手を発表した。十勝関係選手は男子短距離の長島圭一郎選手（３１）＝日本電産サンキョー－日大、池田高出＝ら男子２人、女子５人が出場を決めた。十勝関係７人の代表選手数は、史上５番目の多さ。最高はバンクーバー五輪（２０１０年）とトリノ五輪（０６年）の１０人。
十勝関係は長島選手のほか、及川佑（３２）＝大和ハウス工業－山梨学院大、池田高出＝、辻麻希（２８）＝開西病院＝、押切美沙紀（２１）＝富士急－駒大苫小牧高、中札内中出＝、高木菜那（２１）＝日本電産サンキョー－帯南商高出＝、藤村祥子（２６）＝宝来中央歯科＝、石澤志穂（２７）＝トランシス－駒大苫小牧高、中札内中出＝の各選手。初出場は辻、押切、高木、藤村の４選手。
全体では、女子は上限の１０人が選ばれた。男子は最大８人まで選べたが、選考基準と各種目の出場枠の関係で７人となった。
前回代表の太田明生（２９）＝ＪＲ北海道－明大、池田高出＝、羽賀亮平（２５）＝日本電産サンキョー－日大、白樺学園高出＝、高木美帆（１９）日体大－帯南商高出＝の各選手は、連続出場を逃した。
２大会ぶりの出場を目指した石野枝里子選手（２８）＝日本電産サンキョー－白樺学園高出＝は、５０００メートルで３位に入ったが漏れた。女子５００メートル３位、１０００メートル４位で代表に有力視されていた神谷衣理那選手（２１）＝毎日元気－白樺学園高出＝も落選した。
十勝関係７選手のプロフィールは次の通り。
長島圭一郎（ながしま・けいいちろう）＝短距離
池田町出身、１９８２年４月２０日生。五輪は３大会連続３度目。バンクーバー５００メートルの銀メダリスト。Ｗ杯で今季２勝している日本の短距離エース。１７２センチ、７０キロ。５００メートルのみ出場。
及川 佑（おいかわ・ゆうや）＝短距離
池田町出身、１９８１年１月１６日生。五輪は３大会連続３度目。トリノ五輪５００メートル４位。持ち味は国内最速のロケットスタート。悲願のメダルを目指す。１７２センチ、７１キロ。５００メートルのみ出場。
辻 麻希（つじ・まき）＝短距離
帯広市出身、１９８５年４月２７日生。初出場。国内女子最速のダッシュ力を武器に、国内トップクラスを保持。「出るだけではなくメダルを取る」。１６２センチ、５８キロ。５００、１０００メートルに出場。
押切美沙紀（おしぎり・みさき）＝中長距離
中札内村出身、１９９２年９月２９日生。初出場。スプリンターから転向。体格を生かしたダイナミックな滑りが持ち味。「気持ちで滑りたい」。１６７センチ、６０キロ。１５００メートルと団体追い抜きに出場。
高木菜那（たかぎ・なな）＝中長距離
幕別町出身、１９９２年７月２日生。初出場。今季急成長。妹美帆との姉妹出場は逃したが、「負けないという気持ちで臨みたい」。１５５センチ、４７キロ。１５００メートルと団体追い抜きに出場。
藤村祥子（ふじむら・しょうこ）＝中長距離
オホーツク管内美幌町出身、音更町在住、１９８７年４月２６日生。選考会の一発勝負で初出場をつかんだ。「見てみたいし、最高のレースをしたい」。１５４センチ、５０キロ。３０００、５０００メートルに出場。
石澤志穂（いしざわ・しほ）＝中長距離
中札内村出身、１９８６年１０月２３日生。昨季の不調で強化選手から外れていたが、Ｗ杯５０００メートル４位で２大会連続出場を早々と決めた。１６７センチ、６７キロ。３０００、５０００メートルに出場。
