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クロレラたっぷりのそば「かし和家」 まちマイ浦幌編

町内屈指の老舗そば店ののれんを守る山岸店主

 町内屈指の老舗、薮そば割烹「かし和家」(本町73)。3代目店主の山岸嘉一さん(65)が、クロレラの粉末を練りこんだ名物、緑そばの伝統を守り続けている。

 昨年創業90年を迎えた同店は、釧路市のそば店で修業した創業者で祖父の嘉吉さん(故人)が1927年、現在地で開業した。嘉一さんは、帯広三条高校を卒業後、19歳で店に入った。

 毎朝午前8時から、約40人前の更科そばを手のし機械打ちをする。麺が薄い緑色なのは更科系のそば粉にクロレラを入れているからだ。人気のメニューは天丼やかつ丼、豚丼などの丼ものとそばのセット。豚丼セットが1110円、かけともりは650円で提供。宴会の注文にも応じている。

 嘉一さんは8年前、椎間板ヘルニアを患い手術も受けた。「何の後遺症もない。深く考えないのが良かったのかも」と完治して店を続けている。今後は、「頑張れるところまで続ける」と力を込めた。

 営業は午前11時~午後6時。不定休。(電話)015・576・2438(広橋基嗣)


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