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町民の健康寿命を延ばしたい まちマイ浦幌編

町立診療所の榊原医師
 町立診療所の医師、榊原政裕所長(67)は地域医療に意欲的に取り組み、町民の健康を守っている。診療所での診察のほか、老健施設2カ所とグループホーム3カ所、患者の家庭へ出向く訪問診療も精力的に行っている。

 榊原さんは町直別地区出身。白糠高校(釧路管内白糠町)から北大医学部に進学、JA長野厚生連佐久総合病院などに勤務し、1984年から98年までの14年間、同診療所所長を務めた。長野県小布施町の新生病院副院長を経て、2012年に再び同診療所の所長として帰郷した。

 患者の話をじっくりと聞き、気さくさが親しまれている榊原さん。「地域に根差した医療」を信条とし、地元浦幌での診療は通算20年目となるが「2、3年では患者さんのことが分からない」と地域医療への思いを語る。

 「超高齢化社会になり、介護、ケアの考え方が定着してきたが、ちょっとしたことで要支援、要介護になる恐れがある。健康寿命を延ばしたい」と目標を語る。(円子紳一)


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