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大正をハロウィーン聖地に まち飾り付けやカボチャ生産 商工同友会

ハロウィーンカボチャの産地化をPRする上田会長(右端)と橋爪社長(左端)。中央の3人は十勝ガールズ農場のメンバー

 大正商工同友会(上田隆則会長、会員22)は、今年度から新たに「ハロウィーン」をキーワードにした地域振興に取り組む。ハロウィーンカボチャの産地としてブランド化できるよう栽培や販売を展開するほか、今秋には幸福駅や大正市街地をハロウィーンにちなんで飾り付けるイベントなども計画している。

 同会は、メークインで知られる大正地域の新たな目玉づくりを模索。ハロウィーンで使用するカボチャの産地表明をしている地域がないことや、秋の祭りとしてハロウィーン自体が国内でも定着し、カボチャの市場が広がっていることなどに着目し、1年前から準備を進めてきた。

 ハロウィーンカボチャの栽培は現在、同会青年部長を務める戸井義史氏の戸井農場と、同じく同会会員で「十勝ガールズ農場」で知られるアグリファッショングループ(橋爪恒雄社長)が担い、今年の栽培面積は約1ヘクタール。収穫したカボチャは管内外で「大正ブランド」として販売する。すでに同グループを通じ、自由が丘(東京)のフラワーショップ3社との契約も進んでいるという。

 10月1~31日の1カ月間は、幸福駅をハロウィーンカボチャなどで飾り付ける「十勝ハッピーハロウィンフェスタ2017」も計画。同時に大正市街地の商店などがある国道沿いもカボチャなどで飾る。

 地域内にある十勝ガールズ農場でのカボチャ収穫体験や、とかち帯広空港でも関連イベントを開催する予定。地域の機運を高めるため、学校農園での栽培も進めたい考え。

 4月22日に開いた総会の席上で承認され、イベント内容の詳細は今後詰めていく。

 実行委員長の上田会長(上田自動車工業)は「ハロウィーンは仮装のイメージが強いが、ルーツはヨーロッパの農村祭典。農業地域であることを生かし、会と住民、農業団体、地域と連携してまちを盛り上げていきたい」と話している。(牧内奏)

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