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放射線モニタリングシステム研究実施へ、JAXA

 【大樹】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は今年度から、小型固定翼無人機を活用した放射線モニタリングシステムの研究に初めて取り組む。線量モニタリング機材を搭載するなどの改良を加えた長時間滞空小型無人機の飛行試験を町内で行い、通信や線量計測がスムーズにできるかを確認する。

 30日午前11時から、町多目的航空公園内の大樹航空宇宙実験場で開いた今年度実施計画説明会で明らかにした。

 福島第一原発周辺の放射線量を観測したい原子力研究開発機構から機体開発依頼を受けた。JAXAと民間の共同開発で20時間連続飛行を実証している機体(長さ2.6メートル、幅4.2メートル、重量最大50キロ)を活用する。

 研究は2年半計画で、2014年度中の実用化を目指す。同実験場内外で航空法に準拠した上空150~250メートルを飛行する予定。実験の時期や距離は未定。13年度中には福島第一原発上空で実験を行う可能性もあるという。

 JAXA研究開発本部飛行技術研究センターの柳原正明センター長は「有人機では危険な場所などのデータ収集を実現させるために長時間、長距離飛行できる機体の開発を進めてきた。今回の研究を生かし、これまでできなかった観測ミッションに貢献したい」と話している。(関根弘貴)

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