ダチョウ飼育の菅原さん まちマイ鹿追編
菅原牧場(町瓜幕西24線25、菅原和一さん経営)は、ダチョウ飼育に取り組む牧場として広く知られる。
1998年に始め、今年で18年目。現在8羽を飼育する。山形県で繁殖させ、肉やサラミ、ジャーキーの他、保湿クリームなどの加工品も扱う。「ひなは弱く、生まれて3カ月ごろまでは体調管理が大変」だが、成鳥(6カ月ごろ)には体長2メートル、体重100キロ超になる。「雄は卵を温める時期になると気性が荒い。突進されたら大人でも吹き飛ばされる」。
それでも長年続けるのは、「肉は高たんぱくで鉄分も多くヘルシー。卵や羽根、脂肪まで余すところなく使える」と有用性に目を付けているから。「世間ではいまだにダチョウが敬遠されがち」とも感じるが、「『おいしかった』『クリームがとても良かった』との声も届く。そんな声に応えていきたいよね」と笑う。(杉原尚勝)