市学校給食センター嗜好調査 「大好き」「好き」上昇 揚げパン1位
帯広市学校給食センターは、市内の小中学生を対象にした今年度の学校給食嗜好(しこう)調査の結果をまとめた。「給食が好きか」との問いに対して、直近5年で最高となる83・2%の児童・生徒が「大好き」「好き」と答えた。好きなメニューの1位には、昨年度に続き「揚げパン」が選ばれた。
調査は9月に実施し、市内の小学校8校の5年生と中学校5校の2年生を対象に、895人から回答を得た(回答率87・8%)。人気メニューについては、全献立からベスト3を選んでもらい、得点化した。
給食を「大好き」と答えた児童・生徒は44・2%、「好き」は39・0%を占め、「大好き」や2項目の合計は年々、上昇傾向にある。同センターは新メニューの増加、献立や調理方法の工夫を理由に挙げる。
また、人気メニューの上位3位までは昨年度と同じで、1位「揚げパン」(得点割合11・6%)、2位「カレーライス」(同9・1%)、3位「肉じゃが」(同8・4%)となった。4位と5位は昨年と入れ替わり、4位が「杏仁豆腐のいちごソース」(同5・0%)、5位が「わかめご飯」(同4・0%)だった。
同センターは「揚げパンは甘くて温かく、子どもの好みに合う。たまに提供するので特別感がある」と分析する。
調査結果は11日に行われた同センター運営委で報告された。委員から苦手なメニューの傾向について問われ、同センターは「野菜を使ったメニューが多い。食べやすいよう工夫して提供したい」と回答した。(貞野真生)









