チョウザメ養殖ガール、鈴木さん奮闘 まちマイ鹿追編
キャビア生産などを通じ、町おこしにつなげようと、町がバイオガスプラントでの余剰熱を使ってチョウザメを養殖し始めて2年。その“前線基地”の町環境保全センター(中鹿追)で飼養を担当する町商工観光課の鈴木綾さん(25)は「生産まで時間はかかり、大変だけどやりがいがある」と話す。
町では発電機の余剰熱で水を温めて貯湯し、現在1000匹のチョウザメを飼育する。鈴木さんは3年前に視察したメンバーの一人で、「金魚しか飼育したことがなかったので戸惑うこともあったが、今では水温や餌など管理全般もこなしています」と説明する。
目標はキャビア生産だが、「作れるようになるのは養殖8年目から。最短でも2年後」。ただ、食用として料理店でも提供され始めている。「食用以外にもうろこを活用したストラップやアクセサリーといった加工品も試作中です」とPRする。(安藤貴一)