「博士」が愛した黒曜石 まちマイ足寄編
35年収集、1000個超展示・販売する柴苅さん
芽登本町17の柴苅信一さん(69)は自らが採取・研磨した黒曜石の展示や即売を行う「黒曜石博士」として知られる。
35年前、知人が見せてくれた黒曜石の美しさに衝撃を受けマニアになったという柴苅さん。「言葉ではとても言い表せない色と模様が魅力」と語る。
2008年、知人の提案で自宅近くの旧足寄西中学校の裏に「足寄工房」をオープン。自ら名付けた玲瓏(れいろう)と呼ばれる石など、さまざまな形状や模様の黒曜石が展示・販売されている。35年間で集めた黒曜石の数は1000個を超え、足寄や陸別、ときにはオホーツク管内遠軽町にも採取に行くという。
研磨体験や採取スポットのガイドツアーも行っており、柴苅さんは「子どもから大人まで楽しめる。来てくれる皆さんが見て、手に取って、喜んでくれることが生きがい」と笑顔で話す。問い合わせは柴苅さん(0156・26・2626)へ。(関井瞭)
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