旧経済センタービル解体、店舗棟に近く着工 西3・9再開発仕上げへ
帯広経済を半世紀近く見守り続けた旧帯広経済センタービル(旧ビル、帯広市西3南9)の解体工事が終了し、4月以降、跡地で店舗棟の整備が始まる。旧イトーヨーカドービル跡を含む「帯広市西3・9周辺地区第一種市街地再開発事業」の一環で、施工側のアルファコート(札幌市)によると店舗棟は12月上旬のオープンを予定している。同地区の再開発では、宮坂建設工業がある西4南8の敷地の整備(自走式駐車場)も5月に始まる予定で、新年度中にすべての事業が完了する。
同再開発事業は西3南9周辺の2ヘクタールを104億円かけて整備するもので、高層分譲マンションや新・経済センタービルなどは完成している。施工者はアルファコートによる特別目的会社。
旧ビル(1974年築)は鉄筋鉄骨造り地上8階・地下2階建て、延べ床面積は6185平方メートル。解体工事は1月末で完了した。
店舗棟は地上3階建て、延べ床面積2600平方メートル。宮坂建設工業が施工を担当、今月から準備に入り、4月以降、工事を本格化させる。11月末の完成を予定している。
現時点では、高層分譲マンション販売担当のフージャースコーポレーションによるスポーツ関連施設や、物販テナントの出店が検討されている。
アルファ側は「他にもいくつかの企業と交渉中。工事は順調に進んでおり、安全に配慮しながら事業を進めたい」としている。(佐藤いづみ)