札内川ゴルフ場復旧へ署名 有志グループ
【幕別】町民を中心とした管内ゴルフ愛好家らが、台風10号による大雨で大きな被害を受けた札内川ゴルフ場(町稔町)の復旧・再開を求める署名活動を行っている。代表世話人の橋本一由さん(72)は「ぜひ憩いの場の復活を」と署名への参加を呼び掛けている。
札内川河川敷にある同ゴルフ場は、第三セクター幕別町地域振興公社(社長・川瀬俊彦幕別町副町長)が運営。1989年にオープンし、昨年度は過去10年で最も多い3万2478人が利用した。
台風による増水でグリーンが流失し、流木や土砂でコースが埋まるなどした。今季の運営は断念したが、26日に取締役会が練習場は来年の雪解け後、コースは夏以降の再開を目指す方針を決めている。
ただ、再開へは多額の費用を要するため町からの資金支援が必要な状態で、町内9人、帯広1人、中札内1人の計11人が世話人となって「札内川ゴルフ場の復旧・再開を求める会」を結成。26日から署名活動を始め、10月中旬には同公社や町に提出する。
地域の仲間と年間50回以上利用する橋本代表世話人は「年金生活者でも気兼ねなく利用できる料金で、河川敷は起伏が少なく歩きやすい。皆のコミュニケーションの場でもあり、健康のためにも役立っている」と話している。
署名の問い合わせは窓口となっている同ゴルフ場(0155・56・2800)へ。(眞尾敦)