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大樹で地上燃焼実験 インターステラテクノロジズ

 【大樹】ライブドア元社長の堀江貴文氏が携わるロケット開発会社「インターステラテクノロジズ」(大樹町、稲川貴大代表)は13~15日、大樹町多目的航空公園周辺でロケットエンジンの地上燃焼試験を実施する。人を乗せて地球と宇宙を行き来する「有人宇宙ロケット」の独自開発につなげるもので、コンピューター制御に基づいてエンジンと機体が正しく作動するか確認する。

 これまでに大樹町内で行われたロケット関連の実験は打ち上げのみ。1985年から航空宇宙の取り組みを続ける「宇宙のまち・大樹」にとって本格的な燃焼実験は新たな試みとなる。

 同社は堀江氏が創業者で、小型液体燃料ロケットの開発などを手掛けている「SNS」(東京)の子会社。昨年、堀江氏とSNSが連携してロケット開発メンバーが資本を出し合い、町内初のロケット開発会社として設立した。町芽武の旧JA大樹町歴舟事業所を拠点に開発を進めており、8月には今回の実験につなげる試験を行っている。

 実験に使うロケットは鉄製の4本足の鉄塔形(幅と奥行き1・5メートル、高さ2・3メートル、重さ90キロ)。ボルトで地上に固定した上でエンジンが正しく作動するか確認する。併せて機体の姿勢制御機能がコンピュータ制御通りに動くかチェックする。

 稲川代表は「うまく作動すれば宇宙に近づく。ワクワクしている」と話している。堀江氏も現地で実験を見守る予定。安全確保のため非公開で行う。
(関根弘貴)

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