庭園鉄道オープン 新得
【新得】狩勝高原園地(町新内、狩勝峠3合目)の「庭園鉄道」が19日、オープンした。食べられる花(エディブルフラワー)を中心に芝生や小木で彩られた庭園の中を走るGゲージ(軌間45ミリ)鉄道模型や、軌間15インチ(381ミリ)のミニ鉄道の乗車体験もあり、子供も大人も笑顔で楽しんでいた。
運営する狩勝高原園地活性化プロジェクト実行委員会では今年度、ガーデン整備に力を入れており、Gゲージの線路の周りにはたくさんのキンレンカ、キンセンカ、美女なでしこの3種類のエディブルフラワーを植栽した。コースレイアウトも岩山や川などを採り入れ、芝生も張って庭園の要素が増した。その中をGゲージ模型が走り続け、来園者は構図を工夫しながら写真を取っていた。
初日から3日間はミニ鉄道の乗車が無料で、親子らがミニ旅行に笑顔を見せた。1週間前に上士幌町から同町に転居したばかりという奥山由鈴恵さん(40)は息子(4)と来園し、ミニ鉄道やエコトロッコに乗車。「エコトロッコが早くて楽しかった」と話していた。
庭園鉄道は8月31日まで、毎日午前10時~午後4時に公開している。
また、園地の魅力を発信する拠点「狩勝COYA」も、この日オープンした。ハンモック、レジャーシート、パラソル、アウトドア用チェアなどを無料レンタルしている。旧狩勝線跡をサイクリングできるマウンテンバイクのレンタル(有料)もある。問い合わせはCOYA(0156・64・3434)、または町観光協会(0156・64・0522)へ。(大野篤志)
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