高校生ロックで熱く 緑ケ丘公園で2回目「Youth Fes」
十勝の高校生による野外音楽フェス「Youth Fes Tokachi」(とかち高校軽音楽振興会トカチューン主催)が11日、帯広市緑ケ丘公園グリーンステージで開かれた。昨年に続き2回目。高校生の熱気あふれる演奏に、ステージと観客一体で盛り上がった。
グリーンステージは過去のコンサートによる苦情からロックミュージックの演奏が規制されていた。トカチューンは試験演奏で騒音調査などを行うなどして、昨年8月に念願の野外音楽フェスを開催。今年は盛り上がりを十勝全域に広げようと、事前に管内4町村を回るライブツアーを実施してきた。
この日は19組が出演。トップバッターを務めた帯広柏葉高の2年生4人組バンド「skys」の演奏が始まると、観客は音楽に合わせて手拍子をするなど盛り上がった。演奏後、ボーカルの柴田祐真さん(17)は「屋外で演奏するのは気持ちも上がる」と充実した表情を見せた。最後には、各バンドのメンバーが共演しテーマソング「CeLeST」を演奏した。
会場を訪れた帯広市の金澤潤さん(46)は「高校生らしい緊張感も、フェスのような雰囲気もとても良い。高校生が一からやっているのはすごい。長く続けてほしい」と話していた。
トカチューンの山本野乃代表(17)=帯広柏葉高3年=は「青空の下、お客さんも集まりにぎわってくれて良かった」と話していた。(中島佑斗)
高校生ロックで熱く 緑ケ丘公園で2回目「Youth Fes」
テーマソング「CeLeST」を演奏
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