十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

若者がつなぐ七夕フェス8月1日開幕 伝統を引き継ぎ新たな挑戦

七夕フェスの準備を進める細川さん(右)ら実行委メンバー(31日午前9時半、広小路商店街)

 若者有志による手作りのイベント「おびひろ七夕フェスin広小路」が8月1~3日、帯広市の広小路商店街を中心に開かれる。31日朝から実行委員会のメンバーが七夕飾りの展示など準備をスタート。休止となった「おびひろ広小路七夕まつり」の伝統を継承しながら、学生や高校生が新たな七夕文化の創造に挑戦する。(月森七海)

 七夕まつりは1955年に始まり、夏の風物詩として親しまれてきた。今年、主催する帯広広小路商店街振興組合が、組合員減少による人手不足や経費確保を理由に休止を決定。これを受け、帯広畜産大学の学生や大学院生、星槎国際高校帯広学習センターの生徒などが集まり、5月から代替イベントの立ち上げを目指し、準備を進めてきた。

 学生が中心となって実行委員会を組織し、会場でのイベントを企画する一方、スポンサー探しやPR活動も展開。商店街関係者や市内の企業、市民などが学生の活動をサポート。「七夕の伝統を守る」という多くの思いが一つになり、2カ月ほどの短期間で開催にこぎ着けた。

 31日は午前9時ごろから、準備がスタート。福祉施設の協力で作られた七夕飾りや学生たちが作った竹灯籠などが運び込まれた。午後からは商店街の交通規制が始まり、高所への七夕飾りの設置が行われた。

 1日は午後3時にプレオープンの形で開場し、同4時からオープニングイベントを予定。同6時ごろから、商店街の店舗と連携したビンゴ大会、同8時半にはパンまきイベントを実施する。

 2日はパンダの着ぐるみが登場するイベントや竹灯籠が彩る浴衣コンテストなどを予定。最終日は七夕の願いを書き込んだ紙飛行機を飛ばす催しや懐メロを歌うカラオケ大会、YOSAKOIの演舞を企画、午後7時の閉会式で3日間のイベントの幕を下ろす。

 連日、ステージではバンド演奏などが行われ、会場を盛り上げる。七夕飾りは、終了後も7日ごろまで展示を続けるという。

 実行委員会の共同代表の一人、細川錦壱さん(23)は「帯広の七夕まつりの火を消さないよう、準備してきた。3日間ともカラーの違うイベントを行うので、毎日来ても違う楽しみ方ができる。多くの方に足を運んでいただきたい」と意気込む。七夕フェスのタイムスケジュールなど詳細はウェブサイトで確認できる。

関連写真

  • 31日までに、実行委メンバーが竹灯籠などを急ピッチで準備した

    31日までに、実行委メンバーが竹灯籠などを急ピッチで準備した

更新情報

フードバレーとかちマラソンのポスター完成

紙面イメージ

紙面イメージ

8.1(金)の紙面

ダウンロード一括(132MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2025年8月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME