ナウマンゾウ縫いぐるみの愛称は「るい」 忠類小3年の小畑さん発案
【幕別】幕別町内の道の駅忠類(忠類白銀町384、菅原政成店長)は、来店者などから募集していた、忠類ナウマンゾウの縫いぐるみの愛称を「るい」に決定した。忠類小3年の小畑里実華(りみか)さん(8)が発案した。菅原店長は「愛称でさらに愛着を持ってもらい、SNSなどで『るい』をナウマンゾウや地域の魅力発信に活用したい」と話す。(吉原慧)
縫いぐるみは昨年度に、忠類地区の小中学校と忠類ナウマン象記念館が、縫いぐるみメーカーのAQUA(アクア、神奈川県)と協力して製造した。
道の駅のほか、足寄動物化石博物館や北海道博物館(札幌市)、長野県の野尻湖ナウマンゾウ博物館などに販路を広げ、6月29日までに道の駅の185個を含めて265個を販売。すでに増産が決まっている。
道の駅では、縫いぐるみを情報発信のキャラクターとして活用するため、ゴールデンウイークに愛称案を募集。6月に3案の最終候補から、道の駅来店者などに投票してもらい、忠類の「類」から考えた「るい」が選ばれた。
30日には忠類ナウマン象記念館で命名式が行われ、命名者の小畑さんに記念館の添田雄二館長から、記念のナウマンゾウ縫いぐるみが手渡された。小畑さんは「最初は『みい』などの案も考えたけれど、忠類らしい名前にしたいと思った。書きやすいので平仮名にした」と命名の理由を語り、「(縫いぐるみは)耳や頭の毛がふわふわでかわいい」とほほ笑んだ。
添田館長は「縫いぐるみを通して、地域の子どもたちの活動が伝わることがうれしい。ふるさと納税の返礼品にも加わったので、多くの人に『るい』を手に取ってほしい」と話した。