「スコップ三味線」で町を元気に 音更・友愛シスターズが発足
【音更】音更町社会福祉協議会(植田公明会長)が登録する35番目のボランティア団体「友愛シスターズ」(高田徹子代表、メンバー9人)が、12日に発足した。青森県五所川原市発祥の「スコップ三味線」を愛好する女性グループで、社会福祉施設の慰問やイベントで披露し、住民を元気にする。
スコップを三味線に見立て、栓抜きでたたいて音を奏でる宴会芸。2019年、高田さん(79)が代表を務める月1回の地域交流サロン(いきいきサロン)の10周年記念行事の余興で、高田さんら6人が披露し、大評判になった。
高田さんらはその後、「もっと多くの人たちに笑顔と元気を届けたい」との思いを強くし、晴れてグループを立ち上げた。
メンバーは高田さん、同サロン運営スタッフの沖千代子さん(88)、角森和子さん(85)、小川浅子さん(83)、板矢幸子さん(82)、笹本眞佐江さん(78)、土屋邦子さん(77)、高橋洋子さん(76)。
高田さんの友人で、同サロンを利用する町文化協会民謡部会所属の三輪キヱさん(92)=音更三絃会会長=が賛同し、三味線で伴奏を担当する。
友愛シスターズは6月24日、町内の社会福祉法人更葉園(矢島正人理事長)が運営する施設の慰問でデビューする予定。28日には町総合福祉センターで「花笠音頭」「真室川音頭」「ドンパン節」など7曲の練習に励んだ。高田さんは「たくさんの住民にお会いできるのを楽しみにしている」と張り切っている。演奏依頼などの問い合わせは町社協(0155・42・2400)へ。(長瀬聡美通信員)