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「北欧雑貨を手に取って」 更別の山田さん、空き家改装し開店

念願の北欧雑貨店を村内にオープンさせた山田さん

 【更別】更別村の山田和美さん(51)が3月、村内の改装した空き家の一角に北欧雑貨店「Kuusijarvi(クーシヤルヴィ)」(更別633ノ7)をオープンした。「北欧雑貨をぜひ手に取ってみてほしい」と呼び掛けている。

 山田さんは15年ほど前に初めて家族でフィンランドを旅行。そこで出合ったビンテージのグラスやカップに魅了され、現地を訪れるたびに買い集めるように。子ども2人が進学で手元を離れた50代で、念願の北欧雑貨店の開業を決めた。

 店名は、サウナや日光浴で近所の人が日常的に訪れるというフィンランドの湖「クーシヤルヴィ」から取り、3年前からイベント出展や間借りスペースでの販売を開始。「十勝にも北欧雑貨好きは多い」と実感し、店舗を持ちたいと思っていたところ、空き家を改装した訪問看護事業所内の一角に出店の声が掛かった。

 広さ9畳ほどの昭和の洋室を改装した木のぬくもりある店内には、フィンランドやスウェーデンで買い付けた40~50年前の食器や布、現地限定の文房具など約300点が並ぶ。松の木を薄く割いて編んだスウェーデンの伝統的なかご「スポーンコリ」は、十勝では取り扱いの珍しい商品だという。

 ネットで海外製品も気軽に手に入る時代だが「手に取ってこそ、物の良さに気付ける」と山田さん。価格帯は決して低くはないが、店を訪れて「特別な日に使いたくなるような商品を見つけてもらえたら」と話し、「来店後はぜひ村のまちなかにも足を運んでほしい」と呼び掛けている。営業時間は正午~午後5時。営業日は店のインスタグラムで確認できる。(近藤周)


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