下音更学童が移転新築 スペース広々「きれいできもちいい」
【音更】音更下音更小学校区にある下音更学童保育所(定員80人)が移転新築し、25日に新施設の利用を開始した。子どもたちは従来よりも広々としたスペースで過ごしている。(内形勝也)
下音更学童保育所は町が設置し、現在は社会福祉法人元気の里とかち(櫻井博一理事長)が運営している。旧施設(木野西通13)は1990年に開設され、30年以上経過し老朽化が進んでいたことから、南側の木野西通12に移転新築した。総工費は約3億5000万円。
新施設は木造平屋、床面積約498平方メートル。児童1人当たりのスペースは国の基準(1・65平方メートル以上)よりも広い2・25平方メートルを確保した。広々とした学習室や遊戯室は遮音ボードで間仕切りして、それぞれを同時に別の用途で利用できる。
太陽光発電システムと蓄電システムを導入し、施設で使用する電力の一部を賄う。園庭は旧施設よりも広い約794平方メートル。同学童保育所の中澤卓也所長(41)は「子どもたちが伸び伸びと自由に遊び、学習してもらえる環境を提供したい」と話している。
初日は春休みに入った児童が午前中から利用していた。下音更小4年の成瀬翔流さん(10)は「すごくきれいで気持ちがいい。勉強も楽しくできる」と喜んでいた。