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雪氷熱活用のマンゴー栽培、排雪を受け入れ 音更

冬季出荷マンゴーの栽培状況を紹介するノラワークスジャパンの中川社長(10日、下士幌北1線31のビニールハウス)

 【音更】音更町下士幌北1線31で冬季出荷の無農薬マンゴー栽培を手掛ける「ノラワークスジャパン」(帯広、中川裕之社長)は、栽培敷地内にある雪氷堆積場を、「臨時雪捨場」として無料開放している。(内形勝也)

 同社は、同所のビニールハウス3棟で約300本のマンゴーを栽培している。冬季に雪氷を蓄え、夏にハウス内の冷却に活用。冬は十勝川温泉などの熱を暖房に利用している。市場にほとんど出回らなくなる、冬季出荷の無農薬マンゴーとして2ブランドを展開する。

 2024年産は、猛暑の影響で出荷個数が例年の15%程度の約1200玉にとどまった。25年産についても、夏のハウス冷却用の雪氷確保が絶望的な状況にあったが、記録的な大雪で状況が一変。排雪作業が本格化するのに合わせ、雪氷堆積場の開放を決めた。

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 臨時雪捨場として開放しているのは、ハウス敷地内の雪氷堆積場。10トントラック約800台分の排雪を受け入れられる広さだ。数百メートル離れた場所には町指定の下士幌雪捨て場があるが、町は地球温暖化対策の観点から、臨時雪捨場の積極的な利用を町ホームページでアナウンスしている。

 同社によると、雪氷堆積場の充足率は10日現在、約7割。中川社長は「まだまだ雪氷の量が足りない状況なので、排雪する際にはぜひ利用してもらいたい」と呼び掛けている。

 問い合わせは同社(090・7055・7979)へ。

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