２月１日にリニューアル、キッチンカー仲間がメニュー提供 飲食店「わとせとら」 音更
２月１日にリニューアルオープンする「わとせとら」をＰＲする出店メンバーら。左から佐藤玲子オーナー、山下オーナー、泉オーナー
【音更】音更町内の飲食店「わとせとら」（オーナー・山本尚孝ＹＡＮ’Ｓ代表、木野大通西１５ノ１）が２月１日にリニューアルオープンする。十勝管内を中心に営業する複数のキッチンカー仲間がそれぞれのメニューを提供する。（内形勝也）
同店は２０２２年４月、和食を中心とする創作料理店としてオープンしたが、コロナ禍ということもあって思うように客足は伸びず、２４年７月下旬に一時閉店した。
同店を経営する美容業、飲食業などを多角的に手掛けるＹＡＮ’Ｓの山本オーナー（４７）は、同店の新たな営業形態を模索する中で、十勝管内のキッチンカーのオーナーらに店の営業を委託することにした。
リニューアルするオープン当初の同店には、４台のキッチンカー仲間が入れ替わりで出店する予定で、常時３台が自慢のメニューを提供する。店名や大正ロマン調の店内の内装は以前のままで、カウンター席（６席）、いす席（１０席）となっている。
当初の出店メンバーは、ローストビーフ丼を看板メニューに営業する「ｆｏｏｄ ｔｒａｃｋ きずな」（佐藤克治オーナー）、韓国スイーツのクロッフルなどを提供する「きまぐれキッチンきずな」（佐藤玲子オーナー）、ホットサンドなどを販売する「Ｃｌａｉｒ Ｃａｆｅ（クレールカフェ）」（泉伊栄オーナー）、十勝産和牛１００％のハンバーグでつくるロコモコ丼を提供する「Ｌｏｃｏｃｏ（ロココ）」（山下満枝オーナー）。
帯広保健所によると、同保健所管内で営業許可を取得している十勝のキッチンカーは、現在１７３台（物販含む）ある。きずなの佐藤克治（５２）・佐藤玲子代表（５５）両オーナーは「十勝管内のキッチンカーは飽和状態にあり、冬期間の出店場所を確保するのは苦労が多い」とする。また、同カフェの泉オーナー（３０）、ロココの山下オーナー（５５）も「メニューを安定的に提供できる店舗があるのはありがたい」と話す。
同店は不定休。営業時間は午前１０時～午後８時。問い合わせは同店（０７０・８５４７・８７７３）へ。
