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13人制ラグビー 広尾で日本戦 アカデミー合宿所進出が縁 道内初、10月13日

広尾町で13人制ラグビーの国際試合を行う日本代表チーム(2月にシドニーで行われたタイとのテストマッチ、日本ラグビーリーグ協会提供)

 【広尾】13人制ラグビー「ラグビーリーグ」の国際試合、日本代表「SAMURAIS」対香港代表「THUNDER」の一戦が10月13日、広尾町で開催される。同町を拠点に競技の普及に取り組む日本ラグビーリーグアカデミーが主催する。13人制の国際試合は道内初で、同アカデミーの小西周代表は「ラグビーリーグの魅力を北海道・十勝に伝えたい」と話している。(能勢雄太郎)

 日本と香港のテストマッチとして開かれている「東アジア・ラグビーリーグ・ネイションズカップ」の3回目。会場は広尾町コミュニティグリーンパークで、午後2時半のキックオフを予定している。入場無料。最大500人の観客を想定する。

 会場では町森林組合の協力を受けて、地場産材のゴールポストを使用。国際試合の前段では、ラグビーリーグのルールによるタグの試合(オズタグ)も行う。日本代表、香港代表とも滞在期間中は地元住民と交流を深める予定だ。

「広尾・十勝の住民に13人制ラグビーの魅力、迫力を伝えたい」と語る小西さん

 元日本代表で、日本ラグビーリーグ協会代表理事でもある小西さんは2020年、町内の旧旅館を購入。建物を合宿所に改修し、23年からアカデミーを運営している。

 体験会を通じて競技の浸透、愛好者の拡大に取り組んでいるが、ラグビーリーグの迫力や楽しさをより深く知ってもらおうと国際試合を企画した。

 小西さんは「シンプルで激しい13人制の面白さを体感してほしい。広尾・十勝の住民に13人制の認知度を高め、アカデミーを通じて日本代表、世界を目指す人材が増えることを期待したい」と話している。

 同アカデミーでは企業・団体・個人に幅広く協賛を呼び掛けている。問い合わせは日本ラグビーリーグアカデミーのサイトから。(能勢雄太郎)

<ラグビーリーグ>
 英国発祥の13人制ラグビー。15人制(ユニオン)とルールは異なり、ボールを奪い合うのではなく、明確に攻撃と防御に分けて展開する(タックルで6回倒されると攻守交代)。得点はトライ4点、ゴール2点、ペナルティーゴール2点、ドロップゴール1点。スピーディーで激しい試合展開が特徴。

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  • 広尾町で13人制ラグビーの国際試合を行う日本代表チーム(2月にシドニーで行われたタイとのテストマッチ、日本ラグビーリーグ協会提供)

    広尾町で13人制ラグビーの国際試合を行う日本代表チーム(2月にシドニーで行われたタイとのテストマッチ、日本ラグビーリーグ協会提供)

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