全身絵の具だらけでお絵描き楽しむ 画家の新宅さんが幕別でイベント
【幕別】アート講師・画家の新宅百絵さん(31)=東京都=のアートイベント「絵の具であそぼう!!」が12日、幕別町札内スポーツセンターで開かれた。参加した親子連れが、体に絵の具を付け、全身を絵の具だらけにしながらお絵描きを楽しんだ。
このイベントは、自尊心や社会性、表現力を育んでもらおうと新宅さんが全国で開催している。この日は午前と午後の2回行われ、2歳から小学6年までの子どもとその保護者計240人が参加した。
子どもたちは手足や全身にアクリル絵の具を付け、床に広げられた数百枚の紙(縦1メートル、横80センチ)にダイナミックに色を塗って遊んだ。最後はうちわとちょうちんに色を付けた。
帯広の大久保咲良さん(10)はリボンや炎などを描き、「いつもは床にお絵描きできないから、とっても楽しかった。またやってみたい」と笑顔だった。
新宅さんは「楽しさが伝わってきた。この町でやって良かった。上手下手ではなく、『好き』『楽しい』を今後も大切にしてほしい」と語った。(菊地正人)