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医師目指す帯広柏葉生に第一線で働く医師らがアドバイス 音更

高大病連携プロジェクトで帯広徳洲会病院を訪れた帯広柏葉高の生徒5人と前列左から高橋医師、棟方院長、朴澤内科部長

 【音更】医師を目指す帯広柏葉高校(鈴木究校長)の2年生5人が1日、旭川医大と道内の医療機関・高校による「高大病連携プロジェクト」の一環で、音更町内にある帯広徳洲会病院(棟方隆院長)を訪れた。生徒たちは医療現場の第一線で働く医師たちと懇談し、将来の夢を膨らませた。(内形勝也)

 生徒は、進路指導担当の渡部陽介教諭(34)と来院。棟方院長(70)、朴澤憲和内科部長(40)、初期研修医の高橋優医師(27)が出迎えた。

 朴澤医師は、帯広柏葉高出身で、祖父啓一さん(享年83)、父英憲さん(享年83)と3世代にわたり医師であることなど自身のプロフィルを紹介。医師としての信条を「可能な限り寄り添い支えようとする姿勢、患者や家族に対する優しさや思いやり、自分の家族や周囲の人に対する感謝や優しさと思いやり、自分を大切にすること」と伝えた。

 生徒からは3人の医師に対し、「医師になるために必要な能力は」と質問があった。高橋医師は「根気強さ、体力」とし、朴澤医師は「対人スキルと上手に切り替えるメンタル、素直さ」と答え、棟方院長は「人間的な優しさ」と回答した。

 最後に、高橋医師は「将来的に医師の待遇が今以上に良くなることはないかもしれないが、やりがいがある仕事」と説明。朴澤医師は「夢を追えることを幸せに思って、まい進してほしい」と力を込め、棟方院長は「焦らずにマイペースで努力し、最後に医師になる夢をつかみ取ってほしい」とエールを送った。

 将来は医師として地域医療に貢献したいという井尾光さん(17)は「医師になりたい気持ちがさらに強くなった」と話していた。

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  • 「高大病連携プロジェクト」の一環で帯広徳洲会病院の医師ら(左側3人)と懇談する帯広柏葉高の生徒ら

    「高大病連携プロジェクト」の一環で帯広徳洲会病院の医師ら(左側3人)と懇談する帯広柏葉高の生徒ら

  • 高大病連携プロジェクトで帯広徳洲会病院を訪れた帯広柏葉高の生徒5人と前列左から高橋医師、棟方院長、朴澤内科部長

    高大病連携プロジェクトで帯広徳洲会病院を訪れた帯広柏葉高の生徒5人と前列左から高橋医師、棟方院長、朴澤内科部長

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