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宇宙学べるツアーを商品化 スペースコタンと旅行会社2社

ツアーで巡る多目的航空公園。その他、北海道スペースポート関連施設を半日で巡るプログラム

 【大樹】大樹町が整備を進める北海道スペースポート(HOSPO、宇宙港)の運営会社スペースコタン(小田切義憲社長)と、北海道オプショナルツアーズ(札幌市)、日本旅行(東京)の3社は、町内で民間の宇宙開発を学ぶ一般向けツアーを商品化した。滑走路などのHOSPO関連施設を巡るプログラムで、宇宙を切り口に観光客の誘致に取り組む。(能勢雄太郎)

 町、スペースコタン、日本旅行は一昨年、観光振興と宇宙のまちづくりに関するパートナーシップ協定を締結。日本旅行は職員を町に派遣し、多目的航空公園(滑走路、JAXA・宇宙航空研究開発機構実験場)を活用した観光コンテンツの開発を進めてきた。

 HOSPOには、教育関連を中心に年間2000人の見学者が訪れており、札幌発着のバス旅行を展開する北海道オプショナルツアーズも含めて、新たな観光プログラムを開発した。

 商品化した「民間の宇宙開発を学ぶ!北海道スペースポートツアー」は、4月に販売を開始。道内、本州の企業、高校から早くも問い合わせがあり、5月中にも第1弾のツアーが実施される。

 多目的航空公園、交流施設(ソラ)、ロケット開発企業インターステラテクノロジズ(IST)の本社工場などを半日で回るプログラム。専属ガイドが案内し、HOSPO構想や民間ロケット開発の歩みなどを説明する(JAXAやIST内部は見学不可)。

 モデルロケットの打ち上げ体験、ロケット燃料の原料を生産するバイオガスプラントの見学などオプションもある。

 スペースコタンは「宇宙という大樹独自のコンテンツを生かし、宇宙産業を身近に感じるきっかけをつくりたい。100兆円市場に成長するとされる宇宙産業の担い手育成にも貢献できたら」としている。

 ツアー申し込みは北海道オプショナルツアーズ(011・212・1170)、詳細は同社ホームページで。

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