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“食べられる国宝”マンガリッツァ豚、北の屋台で20日から初フェア

マンガリッツァ豚の加工品を試食する店主ら

 帯広市内の北の屋台(全20店)は20日から、ハンガリーの“食べられる国宝”と称される「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」を使ったフェアを初開催する。各店がマンガリッツァ豚を飼育・販売する丸勝(帯広市、梶原雅仁社長)と開発したオリジナルメニューを提供し、フェアをきっかけに飲み会需要の完全回復を目指している。(児玉未知佳)

 屋台を運営する北の起業広場協同組合(杉山輝子理事長)によると、コロナ禍を経て飲み会に対する意識や形態が変化。現在も来店客数が屋台全体でコロナ禍前の8割程度にとどまっており、話題性のあるイベントで中心部のにぎわいを創出したいと考えていた。丸勝側も、これまで首都圏を中心に販売していたマンガリッツァ豚の、地元での認知を広げたい思いがあり、フェアが実現した。

 マンガリッツァ豚は濃厚な赤身と、融点が低い脂肪を併せ持つのが特徴。開催に当たって関係者向け試食会と牧場見学が行われ、店主らは食材の特徴や取り扱い方法について理解を深めた。

 約半月かけてレシピを模索。素材の味を生かしたステーキ、しゃぶしゃぶなどのメニューやソーセージ類の盛り合わせ、煮込み料理など各店の個性が光る限定メニューが楽しめる。

 フェアは23日まで。帯広観光コンベンション協会が協力し、フードバレーとかち推進協議会が後援する。

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  • 幕別町内の牧場を視察する店主ら

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