十勝の魅力、写真で伝える フォトクラブ昂が初の東京グループ展
【東京】十勝管内の写真愛好家でつくる「フォトクラブ昴(すばる)」の会員4人による写真展「十勝」が7日まで、都内の富士フイルムフォトサロン東京で開かれている。十勝の自然や四季の魅力を伝える41点が並んでいる。
深町知博会長(帯広)、加藤修治さん(幕別町忠類)、嶋谷暁子さん(帯広)、松崎紘一さん(新得)が出品。昴による東京でのグループ展は初開催で、4人は多くのプロ風景写真家を輩出する写真賞「前田真三賞」の予選を通過した実力がある。
木々が真っ白な霧氷に覆われた山、干上がりひび割れた湖底に交差するヒグマとエゾシカの足跡、かれんなオオバナノエンレイソウなどの写真が目を引く。結氷した糠平湖に落ちてしまった仲間と別れ、悲しげな様子で帰路に就くエゾシカを捉えた写真もある。
深町会長は「東京では見られない景色や自然を見てもらい、十勝を訪れるきっかけにしてほしい」、加藤さんは「十勝の冬の厳しさが伝われば」と話した。会場には、講師の工藤正志さん(フォトプラザ910社長)も訪れた。(池谷智仁)