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来年の彩凛華から有料化へ イベント維持協力金500円 音更

彩凛華の主会場に設置した2段の大型展望台

 【音更】十勝を代表する音更町十勝川温泉の冬季ロングランイベント「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華(さいりんか)」は、2024年の開催から中学生以上の来場者に対し、イベント維持協力金として入場時に1人500円を徴収することになった。主催する同実行委員会(実行委員長・山本英明十勝川温泉観光協会長)が決めた。(内形勝也)

 彩凛華の有料化は、11月下旬に開いた同実行委で決定した。同実行委のメンバーでもある同協会の窪浩政事務局次長(58)は「彩凛華を今後も持続的に継続させていくために来場者の皆さんに協力を求めることにした」と話している。

 同実行委などによると、彩凛華の事業経費は1800万円前後。このうち町から500万円の補助金が支出されているが、1000万円を超える経費は同協会が負担している。

 協力金は会場入り口に設けたプレハブで徴収する。音更町民と十勝川温泉観光協会に加盟する宿泊施設の宿泊者は入場無料。音更町民は運転免許証など身分証明書を提示、宿泊者は各宿泊施設で配布するスタンプラリー付き入場券で無料となる。

 それ以外の来場者は入場時に協力金を支払うが、グループで来場した場合、中に1人でも音更町民がいれば全員無料とする。

 来年の彩凛華は、1月27日~2月18日の23日間、十勝が丘公園ハナック広場を主会場に開催する。時間は午後7~同9時で、大小約600個の円すいや球体などの光のオブジェが、音楽に合わせて一斉に点滅し、暗闇を幻想的な雰囲気に照らす。

 来場者に協力金を求めることから、イベントの一部をバージョンアップする。展望台は今年よりも大型化し、高さ4・5メートルと3メートルの2段を設置。1段目は幅12メートル、奥行き3メートル、2段目は幅9メートル、奥行き1・5メートルで、展望台に一度に上れる人数を増やす。また、モールショコレやコーヒー、巨大あんぱんの販売も行う。

 道の駅ガーデンスパ十勝川温泉と十勝が丘公園を結ぶ林を抜ける遊歩道「光のアーリー(路地)」では、今回も満開の桜の造花を付けて日本一早い“冬桜”としてライトアップする。

 同実行委事務局によると、今年の彩凛華(1月28日~2月19日・23日間)には3万694人が訪れた。

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