パラコレクション2023 ブライダルエディション
車いす利用者でもおしゃれを楽しむ「パラコレクション2023 ブライダルエディション」が23日、帯広市内のベルクラシック帯広で開かれた。モデルの9人が美しいドレスなどを着て登場すると、会場は大きな拍手に包まれた。
パラコレクションは、障害者や高齢者が多様性を表現する「パラコレモデル」としてランウエーを歩くファッションショー。NPO法人日本理美容福祉協会帯広センター代表の森田浩幸さん(帯広市)らが始め、2021年に帯広で初開催。現在は全国にも広がっている。
今回は結婚披露宴をイメージ。2組の花嫁・花婿役は最初は和装を披露。白無垢(むく)や黒の紋付きはかま姿で入場すると拍手で迎えられた。さらに花嫁と花婿はお色直しをして洋装で再登場。鮮やかなドレスとタキシード姿に一段と大きな拍手が送られた。他のモデルの5人は出席者役としてピンクのドレスや黒の着物を身にまとった。
9人は緊張しながらも笑顔を見せ、「今日は美しい着物を着せていただきうれしい」「このようなイベントがあって幸せ」などとコメントした。
森田さんは「モデルの皆さんが晴れやかな笑顔で楽しんでもらえているようで良かった。これから47都道府県へ広げていきたい」と話した。(細谷敦生)